ナカミチ 中道 1000

世界一のカセットデッキメーカー中道が、カセットの限界に挑戦しオープンリール並の音を実現した、カセット史上に燦然と輝く歴史的銘機です。
まだ物価の安かった1973年に、というとてつもない定価で発売されました。
重さは17.5kgもあり、アンプ並みの重量があります。
世界初の３ヘッドカセットデッキであり、その性能は世界の有名なミュージシャンが、同社の700と共に仕事に使用していた事でも分かります。
私も若い時は高嶺の花で、だいぶ年取ってから購入しました。
果たしてどんな凄い音がするかと録再してみると、オリジナルと普通に同じ音がして、ある意味拍子抜けしたものです。
でもそれはソースに忠実に再現するのが、録再デッキの理想ですから当たり前のことですね。
いくら高いからといってコンプレッションをかけ、ダイナミックに迫力ある再生をするのは本末転倒といえます。
奇をてらわずオリジナルと同じ音を再生するのが、最高の録再デッキである訳です。
オリジナルのソースに寸分違わず、当たり前のように再生する本機の凄さはそこにあると思います。
年代物ですのでところどころに、小傷があり補修の跡もあります。
中道は本県田舎館村にデッキ関係を集中させ、そこで知人が働いていましたので、以前メンテナンスをしてもらい出荷時と同じ特性にしてもらいました。
性能的には良い個体と思います。
カセットテープを１０本以上お付けいたします。
発送はゆうパックの予定です。
カセットデッキ史上に燦然と輝く、本機を確認なさってください。