管理番号 | 新品 :72444687 | 発売日 | 2024/11/30 | 定価 | 35,000円 | 型番 | 72444687 | ||
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f20080200〇古事類苑 文学部 全20冊揃 明治34年 神宮司庁 官撰百科事典〇和本古書古文書
古事類苑 文学部 全20冊揃 明治34年 神宮司庁 官撰百科事典〇和本古書古文書260x190mm全20冊揃汚れが有ります
古事類苑(こじるいえん)は、明治政府により編纂が始められた類書(一種の百科事典)である。1896年(明治29年)-1914年(大正3年)に刊行された。古代から1867年(慶応3年)までの様々な文献から引用した例証を分野別に編纂しており、日本史研究の基礎資料とされている。日本最大にして唯一の「官撰百科事典」。
文部大書記官西村茂樹の建議により、1879年(明治12年)文部省により編纂が始められた。事業は東京学士院、皇典講究所、神宮司庁に引き継がれ、1907年(明治40年)に編纂が完成。全1000巻に及んだ。内容は、天部、歳時部、地部、神祇部、帝王部、官位部、封禄部、政治部、法律部、泉貨部、称量部、外交部、兵事部、武技部、方技部、宗教部、文学部、礼式部、楽舞部、人部、姓名部、産業部、服飾部、飲食部、居処部、器用部、遊戯部、動物部、植物部、金石部の30部門からなる。この分類は宋の『太平御覧』、清の『淵鑑類函』や『和漢三才図会』を参考にしたものである。それぞれの項目に簡単な説明を付け、六国史以降、慶応期までの文献から参考になる箇所を引用している。皇典講究所が編纂を引き受けたのは1890年(明治23年)であり、同時期に國學院(現:國學院大學)を開設し、授業を始めた。1895年(明治28年)には神宮司庁に引き継がれるが、皇典講究所のメンバーが引き続き編集委員を担当したという。明治期の国学者による一大事業であった。