管理番号 | 新品 :55732016 | 発売日 | 2025/01/13 | 定価 | 10,550円 | 型番 | 55732016 | ||
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No.23 佐渡鉱山 相川海岸 自然金・輝銀鉱伴う高品位縞状銀黒礫(曲面研磨12g) 赤・黄色矢印先:自然金(Au) その他の輝く粒:輝銀鉱(Ag2S) 出品の鉱石は相川海岸で昭和40年代に採集された鉱石礫です。 白色縞状石英中に黒色の波打つ銀黒が2本発達する鉱石礫をダイヤモンドソーで切断し、自然礫面は宝石加工業者に頼み曲面研磨した標本です。切断面の銀黒中赤・黄色矢印先には、クリーム色や金色に光り輝く肉眼~ルーペサイズ自然金各1粒が存在します(5,6枚目写真)。輝銀鉱は通常微粒であるため肉眼での識別は出来ませんが、本品では銀色に輝く点群として、銀黒中に多数目視出来ます。曲面研磨面では、縞状石英脈の両側に漆黒色の銀黒が2本発達する状況が明瞭です(8枚目写真)。
相川市街地の東側に露出する佐渡鉱脈群は自然の浸食作用で崩落して斜面を流れ下り、相川海岸に多量の鉱石礫として集積しています。 昭和12年には、海岸の鉱石礫が露天採掘され、坑内で採掘された鉱石よりも高品位だったと伝えられています。 海の荒れた日には、大粒自然金に富む塊状輝銀鉱の礫を海岸で拾うことが出来、江戸-昭和初期には地元住民の収入源にもなっていました(9枚目写真)。 相川海岸の鉱石礫は現在でも多量に残っていますが、昭和50年代に防波堤が築かれ、消波ブロックが設置されたため、その下敷きとなり、現在は採集能です(10枚目写真)。